中国文化・観光部(省)の■(各に隹)樹剛部長は8日に北京市の人民大会堂の「部長通路」で、「観光地のインフラ施設の改善に力を入れ、観光地の受け入れ水準とサービス水準を向上させ、今後2年で観光地のトイレが少なく、汚いという問題を基本的に解決する」と述べた。
■部長は、「観光地のトイレ建設の取り組みを強化するために、昨年にはトイレ約3万ヶ所を新規設置または改修・拡張した。2015年に始まった『観光地トイレ革命』はすでに4年が経過し、さらに2年をかけて観光地のトイレが少ない、汚いといった問題を基本的に解決したいと考えている」と述べた。
2018年に中国の国内観光客はのべ55億人を超え、海外への観光客はのべ1億5千万人に迫り、観光は国民の幸福な生活に欠かせないものとなった。■部長は、「国民の文化や観光へのニーズは今では『あるかないか、不足しているかどうか』から『よいかどうか、完璧かどうか』への発展段階をたどり、このような供給の主な矛盾点の変化に直面して、関係機関は国民の声をくみ取った、普及可能で、継続が可能な優れた文化製品をより多く打ち出し、身を修め、品性を養う優れた観光商品、国民が大いに楽しむことのできる優れた観光商品をより多く打ち出さなければならない。一方で、より多くの優れた文化資源を優れた観光資源に転化させる必要がある」と述べた。
■部長は観光市場にみられる一連の混乱状況について、「文化・観光部はホテル、レストラン、ガイド、ショッピングに対する市場の監督管理を強化し、詐欺行為、ぼったくり、合理性を欠いた低価格観光商品、消費の強制などの悪質な市場行為を断固として摘発する。同時に、Aレベル観光地や星級ホテルの動態管理を行い、撤退メカニズムを整えることも必要だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年3月9日