ネットゲームに決してハマらない子供とは? 小中高生ネットゲーム調査

人民網日本語版 2019年03月07日17:05

中国青少年研究センターはこのほど、「オンラインゲームに対する小中高生の認知・態度・行動に対する調査報告」を発表した(以下、「報告」)。

今回の研究では、「実証的方法」が採用され、北京、広州、合肥、成都、宝鶏、遼陽6都市に住む小学4年から高校3年の学生を対象とした調査を実施し、有効アンケート数は3202件に達した。中国青年報が伝えた。

〇「小学校からネットゲームを始めた」76% 親のネットゲーム許可基準は学業成績

「ネットゲームが好き」と答えた学生は51.5%に達した。また、「小学生の頃からネットゲームを始めた」学生は76.3%に上った。具体的な開始時期については、「小学5年・6年」とした学生が最も多く、30.3%だった。

装備の購入やランクの比較、団体戦など、ネットゲームの専門用語は、多くの学生たちの会話に頻繁に登場し、ネットゲームが学生を惹きつける力は高まる一方だ。では、青少年は、ネットゲームに対してどのような見方や認識を抱いているのだろうか?

彼らの91.6%は、「自分の余暇時間にネットゲームをして過ごすことはとても楽しい」と答えた。また、多くの学生が、「ネットゲームは、視野や考え方、交友関係を拡大し、自己コントロール力を育て、暮らしていく上での様々なスキルを養ってくれる」とそのメリットを認めていた。「ネットゲームから得られる利益と弊害はほぼ同じ」と考える学生は6割以上(66%)を占め、「利益の方が弊害より大きい」とした学生は23.3%、「弊害の方が利益より大きい」は10.2%に、それぞれ達した。

報告では、「小中高生の多くは、ネットゲームに肯定的な評価をしている。この事実は、未成年のネットゲームに対する見方に対して、大人がある意味で受け入れようと努力する必要があることを意味している。親は、子供の自由時間の過ごし方について功利性を求め過ぎてはならない。自分の子供に余暇生活を有意義に過ごさせたいならば、子供が楽しく遊べる環境を与えてやる必要がある」と分析している。

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