ネットゲームに決してハマらない子供とは? 小中高生ネットゲーム調査 (2)

人民網日本語版 2019年03月07日17:05

多くの親は、子供の学業成績を、「子供にネットゲームを許可するか否かの基準」としている。報告の統計データによると、成績が上位になる学生は、最も早くからネットゲームを始めたグループだった。「就学前あるいは小学校の段階でネットゲームを始めた」割合は、成績上位グループが最も高く82.6%に達した。成績が「中の上」レベルの学生は81.4%でこれに続き、成績下位の学生は73.3%だった。

〇民主的な家庭の子供は、ネットゲームの悪影響もきちんと認識

子供がネットゲームの虜になってしまうことを多くの親は心配しているが、彼らの具体的な監督管理・コントロール方法は、決して有効なものとは言えない。子供のネットゲームを制限する方法として最も多かったのは「ネットゲームをする時間をあらかじめ決めておく(66.6%)」で、「子供がネットゲームをする時間を監督する(55.7%))」が続いた。第3位は、「子供のネットゲームにかかる費用を制限する(52.7%))」だった。「子供にネットゲームの情報を教える」親の割合は15.6%、「子供と一緒にネットゲームで遊ぶ」は13.8%に、それぞれとどまった。

中国社会科学院国情調査・ビッグデータ研究センターと社会科学文献出版社が先ごろに発表した「青少年ネットワーク素養教育読本」によると、「子供と一緒に活動することが少ない家庭」、「両親がネットワークに否定的な見方をしている家庭」、「しつけの仕方が乱暴な家庭」、「父親の存在感が薄い家庭」という4種類の家庭の子供は、ネットワーク依存に陥りやすい傾向にあるという。

今回の報告も同じく、家庭での教育方針と子供のネットゲーム行為とには、一定の関係があることが明らかになった。民主的な家庭では、親子関係がより調和的で、両親は子供の考え方などをより理解している。同時に、子供の方も、両親に対する受容度が高く、親の意見や提案に進んで耳を傾ける姿勢が見て取れた。このような家庭では、ネットゲームが持つ悪影響についても、子供がかなり深いレベルで認知している可能性が高い。溺愛式、軽視式、専制式の教育方針のもとで育った子供についてみると、ネットゲームに対する考え方への親の影響は少ない一方、友達やクラスメートからの影響が大きいため、ネットゲームに対してより肯定的な見方をする傾向が高かった。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年3月7日

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