旅行予約サイト・途牛旅遊網がこのほど発表した「2018年度モバイル観光発展・消費白書」によると、旅行産業とモバイルインターネット産業との融合ペースが加速し、国内のモバイル旅行市場の成長が続いている。2018年末現在、途牛ではモバイル端末経由のフローがオンラインフロー全体に占める割合が80%に達し、モバイル端末での予約件数がオンライン予約件数の90%に達したという。「北京日報」が伝えた。
文化・観光部(省)とビッグデータを扱う易観がこのほど発表した観光市場データでは、18年の国内観光客数はのべ55億3900万人に上り、前年比10.8%増加した。中国国民の海外観光客数はのべ1億4972人で同14.7%増加。同時に、中国のモバイル旅行市場は同16.3%増加し、市場規模は6355億5千万元(1元は約16.7円)に達しており、19年は7749億6千万元に達して同21.9%増加することが予想されるという。
ますます多くの観光客がモバイル端末経由でオンラインでの旅行商品の問合せや内容の確認をしており、 18年の途牛ではモバイル問合せがオンライン問い合わせに占める割合が92%となり、前年比3ポイント上昇した。モバイル問合せの利用者は主に上海、北京、南京、天津、広州などの都市在住者だという。
同白書のデータによれば、18年には三亜、麗江、厦門(アモイ)、北京、上海がモバイル端末による旅行予約者の間で最も人気がある国内観光地だった。海外ではタイ、香港・マカオ地区、インドネシア、日本、台湾地区に人気があった。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年3月4日