中国の老舗でも今や顔認証システムを使って買い物ができることになっている。北京華天飲食集団公司は、中国の老舗として初めて、支付宝(アリペイ)の顔認証による決済システムを導入したことが8日の取材で明らかになった。北京日報が報じた。
冷麺で有名な老舗レストラン華天延吉の西四本店のレジにiPadほどの大きさのスクリーンが加わった。消費者はそのデバイスの前に立ち、顔をカメラに合わせるだけで精算でき、精算には10秒もかからない。多くの消費者がこの新しいデバイスに興味を抱いたようで、さっそく利用して精算していた。
華天延吉のほか、コンビニ・同興成新便利の5店舗や香妃烤鶏・西単店、護国寺小吃・紅蓮店なども顔認証による決済システムを導入した。
北京華天飲食集団公司の賈飛躍・総経理は、「一部の店舗で試験的に導入した後、当社傘下の全ての店舗で段階的に顔認証による決済システムを導入し、一人でも多くの消費者に便利な決済方法を利用してもらえるようにする計画だ。当社はビッグデータシステムなどの推進も加速させている。今年、当社はビッグデータシステムを活用してターゲットを絞った生産、管理、マーケティングを実現し、商品やサービスを一層消費者のニーズに近づける方針」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月10日
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