北海道は5日、大雪に見舞われた影響で、新千歳空港がほぼ麻痺状態に陥った。100 便以上がフライトキャンセルとなり、足止めを余儀なくされた約2千人の旅客が空港で一夜を過ごした。空港が運航を再開した6日も、代替便を待つ多くの旅客で空港内は混乱が続いた。中国新聞網が伝えた。
現地時間5日夕方、北海道は突然の大雪に見舞われ、札幌近郊にある新千歳空港は、積雪の影響で2本ある滑走路が次々と閉鎖され、緊急の除雪作業が進められた。
年末年始のUターンラッシュのピークを迎えていたこの日、計105便がフライトキャンセルとなり、約2千人に影響が及んだ。
翌6日、新千歳空港ではフライトの発着が再開されたが、各航空会社のカウンター前には、臨時便や代替便に搭乗しようとする旅客の長い列ができた。また旅客数の多さから、一部の便では出発遅延も発生した。
複数の航空会社は、「新千歳空港から東京羽田空港や大阪関西空港に向かうフライトは、もともとは空席がまだ残っている状態だったが、5日のフライトキャンセルの影響を受け、6日と7日の出発便は終日満席となっている」とした。
新千歳空港は、空港に足止めとなった旅客に寝袋やブランケットを配ったが、空港で一夜を過ごすことを余儀なくされた旅客は、「ほとんど眠れなかった。1時間ほどうとうとしただけ」や「明日から子供の学校があるので、今日中に家に帰りたい」といった不満の声が上がっていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月7日
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