ソーシャルEC人気で若者から高齢者までハマる人間関係を利用した「値引き」
3億人のユーザーを抱えるソーシャルECプラットフォーム「Pinduoduo」は今年7月、ニューヨーク・ナスダックで上場。その株価は一気に40%上がり、上場初日の時価総額は351億ドル(1ドル=約111.10円)となった。これはECサイト・京東の3分の2に相当する時価総額だ。
上場を通じて、「Pinduoduo」以外のユーザーの多くが、ソーシャルECの存在を始めて知ったほか、「雲集微店」や「有賛」などのソーシャルECのブランドも海外進出の機会を得た。
気がつけば、自分が好きであろうがなかろうが、ソーシャルECがトレンドとなっていることは紛れもない事実で、伝統的なショッピング、ソーシャルメディア、ゲームのスタイルを変えようとしている。
こうした流れを受けて、ショッピングサイトの淘宝や京東もこのような友達割引や共同購入による割引が可能な商品を打ち出さざるを得なくなっている。
そして高齢者たちだけでなく、若者たちもいつの間にかこうした人間関係を利用したネットでの値引きにはまってしまうという「魔性のツール」がソーシャルECだといえる。
2018年の最後にこうしたこの年のあれこれを振り返ってみると、1年前のトレンドはすでに過去のものとなってしまっており、ほとんどの人が気にも留めていなかった新しいものが、これまで一世を風靡していたものに取って代わるようになってしまっている。
さて2019年はどんなものがトレンドとなるのだろうか?こればかりは誰にも予想がつかない。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月29日
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