習近平国家主席が実践躬行して先導する中、2018年に中国外交の大きな船は「人類運命共同体の構築」という帆を高く揚げ、波をけたてて遠洋まで航海し、中国の特色をはっきりと示し、多くのハイライトを見せ、多くの成果を挙げた。こうした多くの成果の中で最も注目されたのが「中国を開放し、世界とつながる」であり、中国に幸福をもたらしたとともに、世界にも幸福をもたらした。世界の情勢が百年ぶりに大きく変動し、一国主義と保護主義が勢いを増している中、自らを開放し、世界とつながる中国は迷霧の中の灯台となり、前進の方向を照らした。(文:王珍・前駐ベネズエラ大使。北京日報掲載)
この1年、習主席は多国間首脳会議と第1回中国輸入国際博覧会での重要談話を始めとする重大な外交活動において、断固たる姿勢、明確な言葉、説得力ある統計によって、中国が改革開放という国策を変えることはなく、中国開放の扉は大きく開かれていくことを明らかにした。開放を継続する中国は世界に模範を打ち立て、開放と協力があってこそ発展と進歩があるのであり、閉鎖と孤立に活路はないことを世界の人々に示した。今年のAPEC会議とG20サミットでの一国主義と保護貿易主義に反対する習主席の呼びかけは広範な賛同を得た。これはまさに中国の開放の成果が極めて大きな模範の力を備えているからだ。
開放と協力は発展の重要な保障だ。中国の開放は自らと世界の協力・発展にさらに多くの機会とさらに大きな場を提供した。習主席は今年、国際協力と世界の発展に関する中国の理念と主張を繰り返し示し、全ての国の人々がいずれも良い日々を過ごすことのできる公正な発展観を維持すべきだと強調し、協力すれば必ずウィンウィンの結果を得られるのであり、中国が道義と利益を兼ね備え、道義を優先する新たな「義利観」を堅持することを重ねて表明した。中国の主張と理念は強大な感化力と影響力を生じた。ソフトパワーの強化は、中国外交の成果の重要部分をなす。
世界とつながる中国は、間違いなく中国と世界の双方にとって非常にプラスだ。中国は世界を必要とし、世界も中国を必要としている。中国は世界から切り離せず、世界も中国から切り離せない。この1年、習主席は外遊を重ね、数万キロメートルを移動し、人類運命共同体構築の必要性と実行可能性を自ら世界に語り、「一帯一路」の「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」プロセスを自ら後押しした。今や2つの「構築」は人々の心に深く浸透し、グローバル・ガバナンスの最も生命力に富む新たな構想となりつつある。「一帯一路」によって中国はより全面的に世界に融け込み、中国との協力から「真実親誠」という中国の協力理念の持つ実質的な価値を深く実感する国も増えている。
中国を開放し、世界とつながり、互いに照り映えて、相乗効果を上げている。中国外交は習近平外交思想の導きの下、旗幟鮮明で、明確な目標と揺るぎなさを持ち、果敢に責任を引き受け、勇んで堅守する。新たな1年において必ずや新たな行動に出て、新たな成果を挙げる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年12月27日
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