「日本・中国専門家コンソーシアム設立会」が11月29日、東京・日比谷公園の松本楼で行われ、在日本中国大使館経済商務処の景春海参事官、中央大学の福原紀彦学長、日中経済協会事業開発部の横山達也課長らが挨拶を行った。そのほか、中日間の様々な分野で活躍する弁護士、税理士、会計士、行政書士、医療従事者、メディア関係者、企業関係者など約60人が今回の設立会に参加した。人民網が伝えた。
挨拶をする在日本中国大使館経済商務処の景春海参事官(撮影・木村雄太)。
在日本中国大使館経済商務処の景春海参事官は挨拶の中で、「日本の安倍晋三首相が今年10月に中国を公式訪問し、これにより中日関係の春が今後訪れることを感じさせた。2012年の釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題以降、中日貿易額は一時下がり、日本の対中投資も減ったが、中国の対日投資は変わることはなく、中国観光客は増加を続けている。このような状況下で、日本・中国専門家コンソーシアムが設立され、中日関係の改善がさらに促進されることを願っている」とした。
挨拶をする中央大学の福原紀彦学長(撮影・木村雄太)。
中央大学の福原紀彦学長は挨拶の中で、「今回の日本・中国専門家コンソーシアム設立にあたって、多くの中央大学出身者および関係者が尽力している。このような専門家たちの集結により、日中経済協力の加速に大きく貢献することを期待している」と述べた。
挨拶をする日中経済協会事業開発部の横山達也課長(撮影・木村雄太)。
日中経済協会事業開発部の横山達也課長は、「日中経済協力の発展は加速してきており、日本・中国専門家コンソーシアムの設立によって、中国の対日投資、日本企業の中国への進出をさらに促進させることを願っている」とした。
挨拶をする日本・中国専門家コンソーシアムの代表幹事の陳軼凡氏(撮影・木村雄太)。
日本・中国専門家コンソーシアムの代表幹事で、弁護士の陳軼凡氏は挨拶の中で、上海理工大学の何偉銘教授が中国人大学生とともに福島県の災害地区に慰問に訪れたり、反日デモが発生した際に上海で中日撮影展を開催したりするなど、中日の専門家たちが、中日関係が悪化していた時期にあっても中日関係回復に尽力していたことについて語った。
また、陳軼凡氏は、「私は世澤律師事務所と虎門中央法律事務所との共同事業の中国側代表として、中日の弁護士の相互信頼をベースに、国境や組織形態を越えて弁護士業務をまとめてきた。この成長過程において、人と人とのつながりによって専門分野、組織そして国境を超越し、相互信頼を基盤とした境界なき連盟を形成できることを確信した。志を同じくするより多くの専門家が日本・中国専門家コンソーシアムに参加することを期待している」と続けた。
最後に同コンソーシアム顧問の平山賢二氏が乾杯の挨拶を行い、参加者たちの懇親会が行われた。その中で、陳軼凡氏は同コンソーシアムの創始メンバー26人の紹介を行った。今回の設立会の中で、参加者たちは積極的に交流を行い、同会は成功裏に終了した。(文・木村雄太)
「人民網日本語版」2018年12月1日
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