習近平国家主席は16日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで国交のある太平洋島嶼国首脳と会談し、基調演説を発表。双方関係を相互尊重と共同発展の包括的な戦略的パートナーシップへと格上げし、包括的協力の新局面を切り開くことで一致した。習主席と太平洋島嶼国首脳との合同会談は4年ぶりであり、双方の相互信頼深化、交流・協力拡大に新しい強大な原動力を与えた。これは地域の平和・安定・発展に計り知れない積極的な影響をもたらす。(人民日報「鐘声」国際論評)
「国際情勢がいかに目まぐるしく変化しようとも、われわれは常に誠実に接し合い、尊重し合う良き友人、共に発展と互恵・ウィンウィンを図る良きパートナー、親しく互いに学び参考にし合う良き兄弟だ。習主席は「正しい義利観」と「真実親誠」の理念を堅持して島嶼国との関係を発展させる中国の政策と主張を明らかにし、島嶼国の発展を支え、協力を拡大する重大な措置を発表した。「平等な付き合いを堅持し、政治的相互信頼を深める」「互恵協力を堅持し、共同繁栄を実現する」「心と心の触れ合いを堅持し、人々の友情を増進する」「互いに見守り助け合うことを堅持し、公平と正義を守る」。習主席は中国と太平洋島嶼国との関係発展について重要な提案をし、新時代の双方関係発展のビジョンを描いた。
中国は常に「義と利を兼ね備え、義を優先する」を堅持し、島嶼国の経済発展、民生改善、主体的で持続可能な発展能力の向上を支持する。太平洋島嶼国はインフラが弱く、「一帯一路」建設は中国と太平洋島嶼国との協力に新たなチャンスをもたらした。太平洋島嶼国で最大の面積と人口を擁するパプアニューギニアは今年5月、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に正式に参加し、6月には太平洋島嶼国として初めて中国と「一帯一路」共同建設協力協定に調印した。今年5月には、中国が建設を援助したサモアの首都アピアのファレオロ国際空港の改造第2期工事が竣工。これによってサモアの国際空港はサービス水準、運営能力、航空管理水準が大幅に高まった。中国は主体的に島嶼国に市場を開放し、投資を拡大し、島嶼国からの輸入を増やし、島嶼国に中国発展の急行列車に乗る重要なチャンスをもたらした。
「われわれは各島嶼国と共に努力し、真心で友情を固め、着実に協力を推し進め、中国と太平洋島嶼国との関係のさらに素晴らしい未来を手を携えて切り開きたい」。習主席の力強い言葉は、太平洋島嶼国との関係発展という中国の揺るぎない信念を示している。中国と太平洋島嶼国との関係は史上最良の時期にある。双方が勢いに乗って上を目指し、共に努力しさえすれば、必ずや素晴らしいビジョンを実現できる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn