専門家:中国経済の効率化のカギは「人間性」向上にあり
有名コンサルティング会社のアーンストアンド ヤング(Ernst&Young)が最近発表した研究によれば、30年間以上の経済改革を経過したものの中国の労働生産性は目下、先進国との差はまだ数十年間あり、フィリピン、タイや同じBRICsに数えられるブラジル、インドにも後れを取っている。光明日報が伝えた。
その原因とは?
この課題を抱えながら、取材に青海省原子城を訪れたことがある。1958年に海抜3000メートルを超える青海高原に建設された中国で初めての核兵器実験基地だ。そこで見た当時の技術設備はかなり貧弱でコンピューターも精密工作機器も、大型設備もなかった。このような技術や生活の環境で、原発の精鋭たちと基地の技術者、生産に携わる人々は独立自主の精神と粘り強い創業の精神で、原子爆弾や水素爆弾を製造し、最も困難な条件で目を見張るような効率を実現していた。
現在、中国の自動車製造、鉄道業界、橋梁や道路、建設業界はより良い条件を備え、必要な資源を投入しているにもかかわらず、国産名車を製造できず、列車事故が発生し、建築物の倒壊や橋の落下が続くのはなぜなのだろうか。
当時の原爆、水爆を製造していた条件や資本を考えると、現在の問題は技術や設備、資本の投入では説明がつかない。根本原因は、中国の生産、事業の発展に人間性効率が欠如していることにある。私たちはこの説から人間性効率の重要性を説明してみよう。