外交部:日本は真剣に侵略の歴史を反省すべき
華春瑩報道官 |
外交部の華春瑩報道官は11日、定例記者会見を開催し、記者からの質問に答えた。
記者:中国の崔天凱駐米大使がこのほど、「日本は、米国の原子爆弾によって第二次世界大戦に敗戦したのではなく、平和を愛し侵略に反対する各国の人々によって敗戦したのだ」と発言したことを受け、日本の菅義偉官房長官は9日、「(崔大使の発言は)自らの国の立場だけに立ったプロパガンダの一つではないかと思える発言」とし、日本が戦後に自由と民主主義の国家を建設し、世界の平和と繁栄に貢献したと強調した。これについて、中国側のコメントは。
華報道官:今年は中国人民抗日戦争および世界の反ファシズム戦争勝利68周年にあたる。2つの戦争の勝利は、正義が悪に勝ち、光が闇に勝ち、進歩が反動に勝った偉大な勝利である。中国人は艱難辛苦の抗日戦争において、後の者が前の者に続いて突き進み、血を流して奮戦し、偉大な勝利を勝ち取り、世界の反ファシズム戦争勝利に向け多大な犠牲を払い、歴史的貢献を成し遂げた。
過去を忘れず、後々の戒めとしなければならない。悲惨な歴史をしっかりと心に刻み、教訓とすることで初めて悲劇の再演を防ぐことができる。日本が第二次世界大戦の侵略の歴史を正しく認識し、正しく向き合えるかどうかは、日本の今後の発展だけでなく、日本とアジア周辺諸国との関係の発展、北東アジアの平和と安定にも関わることであり、これは国際社会の重要な共通認識となっている。日本国内の一部勢力は現在に至るまで侵略の歴史を正視・反省しようとしないばかりか、侵略の歴史を否定・美化しようとすらしている。これは平和的発展に完全にそむく行為だ。国際社会は日本がどのような発言をするか、そして日本がどういった行動に出るかを重視している。日本が歴史・未来に対して責任ある態度を示し、真剣に侵略の歴史を反省し、平和的発展の道を堅持することを希望する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年10月12日