オゾン層を保護し、オゾン層破壊物質の排出を削減するため、中国生態環境部(省)は24日に「ハイドロクロロフルオロカーボン-141b(HCFC-141b)を発泡剤とする冷蔵庫・冷凍庫製品、冷蔵コンテナ製品、電気温水器製品の生産禁止に関する公告」(以下「公告」)を正式発表した。2019年1月1日より、HCFC-141bを発泡剤とする冷蔵庫・冷凍庫製品、冷蔵コンテナ製品、電気温水器製品の生産が全面的に禁止される。科技日報が伝えた。
統計データによると、中国は現在、世界最大の冷蔵コンテナ製造国・輸出国となっている。中国の2017年の家庭用冷蔵庫の生産台数は約7330万台、家庭用冷凍庫の生産台数は約2200万台。電気温水器業界は安定成長中で、年平均成長率は約15%。中国の2017年の電気温水器の総生産量は約3500万台、貯蔵式温水器は約3255万台。公告は家電業界に大きな影響を及ぼすと言える。
中国家用電器協会の姜風理事長は「冷蔵庫・冷凍庫など3つの業界はすでに代替技術を確立しており、HCFC-141bの発泡剤への利用を淘汰する技術力を完全に持っている。公告の発表は、業界内の企業が生産能力の全面的な切り替えを促し、業界がより低炭素でエコロジーな技術方向に持続的に発展することを促す」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月25日
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