菜烏網絡科技有限公司と天猫国際(Tmallグローバル)がこのほど共同で明らかにしたところによると、海外からの輸入商品の追跡、情報書き込み、チェックなど物流ルート全体へのブロックチェーン技術の応用がスタートしており、製造、輸送、通関、検査申請、第三者による検査引き取りなど商品輸入の全プロセスの情報がカバーされ、輸入商品のすべてに唯一無二の「身分証明書」が与えられたことになり、消費者はチェックや確認ができるようになったという。「北京日報」が伝えた。
菜烏の国際技術部門責任者の唐■(韋に刃)さんによると、「ブロックチェーンの概念は登場してからそれほど経っていないが、海外通販分野の応用は非常に広範囲に及び、これがインターネットの基礎的技術であり、投機のためのツールではないことを我々はしっかり認識している。ブロックチェーン最大の特徴は書き込まれたデータが改ざんできないことで、企業や税関など各方面が書き込んだ物流データを通じて、消費者は自分が買った商品のさまざまな情報を相互に参照して確認することができる」という。
菜烏と天猫国際の計画がカバーする地域は上海、深セン、広州、杭州、天津、寧波(ニンポー)、重慶、福州、鄭州などで、各地の保税通関地における菜烏の輸入業務に応用される。これまでに50ヶ国以上の約3万種類の輸入商品について、ブロックチェーン技術に基づく物流ルートのチェックが可能になった。
また唐さんは、「こうした商品を海外から中国に輸送する際、各種の物流データがブロックチェーンに書き込まれるようになった。データは商品の原産国、中継国、船積港、輸送方法、輸入した港湾、保税倉庫の検査検疫番号、税関申告書の番号などの情報を網羅し、各方面から提供された情報が一体となって提供され、消費者が情報をチェックできるようになった」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月28日
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