人気のネット小説のドラマ化がここ数年、中国ではブームとなっていたものの、今年に入りドラマ市場では変化が起きており、過去の名作ドラマが続々とリメイクされている。中国新聞網が報じた。
今月7日、若手俳優の胡一天(フー・イーティエン)や陳哲遠(チェン・ジャーユエン)が主演を務めるドラマ「絶代双驕(Handsome Siblings)」がクランクインした。また、「倚天屠龍記」、「神雕侠侶」、「流星花園」、「泡沫の夏」などのリメイク版も現在撮影が進んでいる。過去の名作ドラマのリメイク版も大ヒットとなるのだろうか?
武侠ドラマのリメイク版が続々製作
ドラマ市場において、リメイク版は終始安定した位置を占めており、中でも武侠ドラマは高い人気を誇る。
人気小説家・金庸の武侠小説は数年おきにリメイクされており、ドラマ「神雕侠侶」はこれまでに8バージョンも製作されてきた。今年に入り、リメイク版の武侠ドラマが再び人気となっており、金庸や古龍、梁羽生などの作品のリメイク版ドラマが製作されている。
クランクインしたばかりの「絶代双驕」は、郭靖宇氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、昨年の放送されたドラマ「射雕英雄伝(The Legend of the Condor Heroes)」と同じクリエイター。蒋家駿監督が金庸の名作「倚天屠龍記」のメガホンを握った。
今回リメイクされている武侠ドラマには、主演を人気アイドルではなく、新人の役者が務めているという共通点もある。例えば、「絶代双驕」の主演は胡一天と陳哲遠で、「倚天屠龍記」は俳優の曾舜晞(ジョセフ・ゼン)、陳鈺琪(チェン・ユーチー)、「笑傲江湖」に至っては全キャスティングが新人の役者となっている。
多くの人の子供時代の思い出となっているドラマ「新白娘子伝奇」も今年リメイク版が製作される。キャスティングはまだ発表されていないものの、今年1月に中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局に届出が出された。
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