李高山老人(画像は中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館公式微博より) |
南京大虐殺の犠牲者は、中国侵略日本軍による南京大虐殺の生き証人であり、彼らの個人的な体験と記憶は、南京大虐殺という世界が記憶に留めるべき遺産を積み重ねる存在だ。歳月が流れ、彼らも老いてきている。今月、劉庭玉さんと李素雲さん、李高山さんの南京大虐殺犠牲者3人が次々とこの世を去った。これで、南京大虐殺犠牲者として登録されている生存者の数は100人以下となった。26日午前、中国侵略日本軍南京大虐殺遇難同胞紀念館は、亡くなった3人の老人のために、黙とうと献花、点灯式を執り行った。揚子晩報が伝えた。
2月25日午後6時38分、南京大虐殺の犠牲者で南京保衛戦の元兵士という2つの身分を持つ最後の生存者だった李高山老人が死去した。2月に入ってこの世を去った犠牲者は、李老人で3人目となった。これより前、2月10日午後10時50分に劉庭玉老人が、2月11日午後3頃に李素雲老人が、それぞれ還らぬ人となった。
「歳月人を待たず」の通り、生存者が一人また一人とこの世を去り、犠牲者の記憶を記録し、整理するという急務は、時間との闘いとなっている。中国侵略日本軍南京大虐殺遇難同胞紀念館の陳俊峰・副館長は、「生存者の証言は、さらに貴重となっている。紀念館は、数年前から、生存者の口述内容の整理を繰り返し、老人たちの証言や証拠品の保留に努めている。紀念館は常に南京大虐殺の犠牲者を探し求めてきた。最近になって、複数の新たな犠牲者を見つけることができた。我々は、専門家に依頼して、彼らの証言に対する論証を進めてもらっている。彼らから希望があれば、彼らを生存者リストに組み入れるつもりだ」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年2月28日
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