広東省広州市の長隆野生動物世界では8日夜、「ナイトキャンプパンダ館」と「真夜中のコアラ館探索」企画がスタートした。来館者たちは、中国の国宝パンダと寝起きを共にし、明け方にはこの「奇妙な友」に朝のあいさつをすることができる。中国新聞網が伝えた。
ナイトキャンプができるパンダ館は、同園のジャイアントパンダセンターの室内展示エリアで、ここには昨年10月9日に生まれた双子のジャイアントパンダ「親親(チンチン)」と「愛愛(アイアイ)」が暮らしている。
夜になると、パンダたちはどのような可愛い姿を見せてくれるのか。同園のナイトキャンプ企画では、パンダの近くで寝るという貴重な体験ができるほか、パンダ専門家による講座も開かれる。
ナイトキャンププロジェクトの参加者たちは、午後7時に集合し、ナイトキャンプの注意事項の説明を受け、「ナイトキャンプ規約」にサインをしてから、配布されたテントを受け取り、荷物をまとめた。入園後は、夜の帳が下りた中での孔雀やフラミンゴエリアの様子や、コアラ館では日中はおとなしいコアラが活発に動き回る夜の姿を見ることができる。パンダ館に到着すると、専門家によるパンダとコアラについての講座が始まる。夜が深まり、それぞれ寝支度を終えた参加者たちは、清潔でゆったりしたテントの中で、パンダの寝息を聞きながら一緒に夢の世界へと旅立つ。
同園では、4年連続で7頭のジャイアントパンダの繁殖に成功しており、今年7月29日に3歳の誕生日を迎えた、世界で唯一の三つ子のジャイアントパンダもその中に含まれている。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月11日
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