中国科学技術部(省)のウェブサイトによると、助成金額が独最大のフンボルト賞の2017年度の授賞式が先ごろ、ベルリンで開かれた。中国・清華大学の柴継傑教授を含む、各国・各分野の世界トップクラスの科学者6人がこの栄誉を与えられた。人民網が伝えた。
同賞が2009年に創設されてからこれまでに58人が受賞し、柴氏は中国人学者として初の受賞を果たした。柴氏はタンパク質と特定受容体構造の分野で、最も優秀な学者の一人だ。低温電子顕微鏡という新しい複雑顕微技術を利用し、特定タンパク質の構成と複雑な構造を解明し、植物病害の予防、炎症性疾患の治療薬の研究開発などの重要な基礎を固めた。柴氏はこの研究成果により、同賞を受賞した。
フンボルト賞はドイツ高級人材戦略の重要な措置の一つで、全世界のトップクラスの科学者をドイツに招き、長期的に研究に従事させることで、ドイツの世界的な科学研究の競争力を高めることを目的としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月1日
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