中国青年報社と中国科学院青年革新促進会は、中国初の「全国科学技術労働者デー」(5月30日)に「若手科学研究者の生存・発展状況調査」を行った。有効回答数は1066人。中国青年報が伝えた。
調査結果によると、忙しいが低所得と自嘲する若手科学者のうち、勤務時間が毎週50時間以上を超える人は6割以上となっている。具体的に見ると、60時間以上は30.86%、50−60時間は32.74%、40−50時間は27.39%、40時間以下は9.01%。
中国青年報、中青在線の記者の分析によると、若手科学研究者のうち、年齢が上がるほど毎週の勤務時間が長くなっている。例えば1970年代生まれの場合、毎週50時間以上は65.79%。90年代生まれの場合は44.44%。
これにより、70・80年代生まれの若手科学者が「亜健康」の状態となっている。さらに70年代生まれの科学者の40.58%が、業務上疾病を訴えている。
勤務時間が長い上、「科学研究は苦しくて危険性がある」と答えたのが73.07%に達した。「忙しすぎ、暮らしを楽しむ時間がない」は92.68%。
しかしこの仕事が好きで、続けたいとする人も多い。今回の調査結果によると、科学研究に従事する理由のうち、「興味があるから」は62.48%に達した。「世界と人類の暮らしを変える自信を持っている」は58.61%。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月31日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn