有人宇宙船「神舟11号」で宇宙飛行士が33日間宇宙空間に滞在し、量子衛星「墨子号」が打ち上げられ、「中国天眼」という名の口径500メートル球面電波望遠鏡(FAST)が稼働開始し、暗黒物質探査衛星「悟空」が運行1周年を迎えた。昨年の一連の科学成果は中国人に誇りを抱かせ、さらには米国、豪州、カナダ、日本、フランスなどの科学研究者から評価された。新華社が伝えた。
豪ニューサウスウェールズ大学宇宙工学研究センター長は「中国の宇宙飛行士が宇宙空間で1ヶ月滞在し実験を行ったことは印象深い。これは中国の宇宙計画が、非常に順調に進んでいることを証明している」と述べた。
科学研究の重器に対する中国の取り組みは、海外の同業者を羨ましがらせている。彼らにとって中国の成果は非常に「クール」であり、人類の科学技術の進歩を促すことは間違いない。
同氏は「数十年前であれば、中国の大学が世界的な研究に大きな影響を及ぼすとは、誰にも想像できなかった。しかし我々は最近、中国の多大な貢献を目にしている」と話した。
海外の科学研究者に評価されているのは、中国の科学研究の驚異的なペースだ。フランスの大学教授であるダニエル氏は、この成長ペースをまるで宇宙ロケットのようだと評価した。
伊ペルージャ大学の博士は、中国の科学研究の決定力と実行力に深い印象を抱いている。「『中国天眼』にせよ『悟空』にせよ、わずか5−6年でアイデアをプロジェクトとして立案し、実行できる国は他にない。ところが中国は事実によってこのようなスピーディさを証明している」とした。
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