4月24日は2年目となる「中国宇宙の日」だ。今年のテーマは「宇宙事業が美しい生活を創造する」で、宇宙技術の応用に焦点を絞り、国民経済の建設と社会の発展への貢献を示し、宇宙関連知識を広めることが狙いだ。人民日報が伝えた。
宇宙専門家によると、食卓に上がっている多くの野菜には、宇宙の「遺伝子」が含まれている。宇宙育種技術により生まれた高生産量・高品質の宇宙米と宇宙野菜は、その栄養価が大幅に高められている。
私たちが日常生活で最も親しんでいる即席麺に含まれる具材は、宇宙の冷凍・乾燥技術によって生まれた。この技術は食物の水分をすべて除去することで、微生物が繁殖するリスクを抑え、保存期間を延ばした。野菜に含まれる栄養価は、少しも損なわれない。また粉ミルクの栄養添加技術も、宇宙食から生まれた。
粉ミルクのついでに、おむつも見ていこう。これはそもそも宇宙飛行士が宇宙で任務遂行中、トイレに行きたくなった場合に備えて発明されたものだが、今や子育てをする親たちと乳幼児の利便性を高めている。それからもともとは宇宙服に使用されるために開発された保温・耐高温・断熱材料も現在、宇宙服の素材を汎用化し、遠赤外線防寒下着や消防服に広く用いられている。
情報によると、宇宙技術から生まれた製品は世界で3万種以上に達しており、中国でもすでに2000種以上の宇宙技術・成果が国民経済の各業界で用いられている。欧米などの複数の研究機関は、宇宙事業に1ドル投資することで、7−12ドルの見返りが生まれると計算している。
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