ワイヤレス充電はどのように行うのか。利用者はワイヤレス充電設備が設置されたレストランやカフェなどで、携帯電話を受信デバイスに取り付け、それを送信デバイスのカバー範囲内に置くと、充電がスタートする。ワイヤレス充電の充電速度は有線の充電速度と同じで、垂直充電が可能な間隔は5?10センチメートル、石、木、ガラスなどの材料を透過し、(微鵞の)充電面積はサムスンのワイヤレス充電設備の25倍以上だ。
余CEOは、「微鵞のワイヤレス充電モデルは無料で、消費者に対しても設備を設置した事業者に対しても、広告などの情報を流すことで利益を生み出す収益モデルを採用する。微鵞はこれまでにAラウンドで2千万元(約3億1973万円)の融資を獲得し、上海・寧波地域の店舗約200カ所に2千セットに迫る充電設備を設置しており、1セットの一日あたり平均利用回数は2.3回、これまでで最高の利用回数は10回だ。今年は北京などさらに多くの市場で充電設備を設置する計画だ」と話す。
技術的ハードルが高いため、シェア充電分野に進出するワイヤレス充電メーカーはまだ微鵞だけだが、ワイヤレス充電産業は高いコスト、設置ポイント拡大の必要性、シェア携帯充電設備との市場シェアの奪い合いといった現実的問題に直面している。業界を見回すと、ワイヤレス充電設備はシェア携帯充電設備と同様、まだシェア充電産業のムードづくりのツールにとどまっており、消費者の間で新たな充電の習慣が育ち、より多くのネットワーク地点を素早く占領しない限り、大勢のプレイヤーで混み合ったシェア充電産業のレースで先行者を追い抜くことはできない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年4月25日
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