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科学技術の力、北京のゴミ処理を改善 (2)

人民網日本語版 2017年04月21日14:38

ゴミ分別は、焼却効率を上げるため

ゴミ焼却の効果は、ゴミの成分と大きく関係している。魯家山のゴミは、北京市の複数の区の中継所から運ばれてきたもので、すでに機械による分別と事前処理が施されている。

魯家山循環経済基地の投資・運営責任者の賈延明氏は「最初の段階できちんと分別されていれば、焼却の効果が高くなる。もしゴミの中に大きな建設ゴミなどが含まれていた場合、設備の故障をまねき、稼働に影響が及ぶ」とした。

ゴミ中継所は分別の任務を担っている。北京馬家楼生活ゴミ中継所は、ドイツ政府から寄贈されたもので、1998年に稼働開始。中国初の大型自動化ゴミ分別設備を持つ。この生産ラインは現在、完全に国産化している。

同中継所の劉凱所長は「北京環衛集団のゴミ収集車は各団地から収集したゴミをここに運び、分別を行う。ローラー、磁力、風力による分別といった自動処理を経て、燃えるゴミ、有機ゴミ、プラスチック、鉄に分別される」と話した。

ゴミ焼却には常に反対の声がつきまとう。清華大学固形廃棄物処理・環境安全国家重点実験室の劉建国副主任は「世界でゴミ処理が最も優れている国は、焼却の比率が高い国でもある。例えば日本は焼却の比率が最も高い国で、ドイツも高い。しかしこれらの国は、ゴミ分別も徹底している。分別は焼却しないためではなく、焼却の効果を高め汚染を防止するためだ」と指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年4月21日


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