鄭州大学機械工学学部で工業デザインを専攻する林昌坤さんは大学1年生のころ、仲間と山間部の公益活動に参加した際に、山間部の多くの子供が昼食に温かいご飯を食べられないことを知った。林さんは彼らを支援するため、「Warm再加熱弁当箱」をデザインし、世界で最も権威のあるデザイン賞「iFデザイン賞」を受賞した。人民網が伝えた。
林さんは「貧しいため、多くの山間部の学校には加熱・保温設備がなく、子供たちは温かいご飯を食べられない。子供たちは成長期で、美味しいご飯が食べられなければ健康と成長に大きな悪影響が生じる」と述べた。
林さんは多方面にわたってリサーチや調査研究、実地調査を行い、最終的にこの弁当箱をデザインした。外観は普通の弁当箱と変わらないが、加熱モジュールが内蔵されている。その側面には、弁当箱の外部のボタンとつながる鉄板がある。ボタンを押すと、弁当箱内の加熱モジュールが熱を放出し、ご飯を温める。
「加熱モジュールの材料はポリエステル、アルミ箔、錫箔だ。最大の見所は、モジュール内に充填されている、発熱に用いられる化学物質の無水酢酸ナトリウムだ」
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