中国科学技術大学の郭光燦院士が率いる中国科学院量子情報重点実験室はこのほど、量子ストレージの一連の進展を実現した。同実験室の史保森氏が率いるチームは、2つのストレージユニット間の高次元量子もつれと多自由度スーパーもつれを実現した。これは遠隔量子暗号通信の実現に対して重要な意義を持つ。新華社が伝えた。
中国科学院院士の郭氏は「整った量子ストレージ技術がなければ、量子中継を実現できず、長距離量子暗号通信の実現が困難になる。例えば、都市間の量子通信だ。今回の研究は複雑な量子もつれ状態のストレージの進展を実現し、世界トップクラスとなった。これは長距離量子通信と量子計算の実現に対して重要な意義を持つ」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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