2016年中国量子情報技術産業発展フォーラムが12日、北京で滞りなく開催された。フォーラムは中国科学院の指導のもと、中国科学院重大科学技術任務局と中国情報協会が共催した。人民網が伝えた。
フォーラムではまず尹浩氏や杜江峰氏、房建成氏ら3人の院士が量子通信、量子計算、精密測量、量子センサーなどの量子情報技術の発展の最新状況と応用の進展を共有した。それから国家電網情報通信部の王継業主任、中国銀行業監督管理委員会情報科学技術監督管理部の単継進副主任が、量子情報技術の電力業界と銀行業における革新的な応用について報告した。
製品発表においては、科大国盾量子や国科量子、蘇州科達、信威通信、神州情報などの企業が、量子暗号応用システムと、金融・行政・ビッグデータなどの分野に向けた情報安全ソリューションプランなどの協力成果を発表した。これは量子通信産業の成熟化と、国家情報安全・情報技術水準の飛躍的な向上を促す。
中国科学院は量子情報技術の発展を非常に重視しており、「率先行動計画」で量子通信技術の実用化を重要戦略的分野に盛り込み、第13次五カ年計画の中で量子通信技術の実用化を重点的に計画している。戦略的先導科学技術特別計画「量子科学実験衛星」プロジェクトを開始し、量子機密通信「京滬幹線」プロジェクトの申請と敷設作業を指導した。中国科学院国有資産経営有限責任公司は中国量子通信産業連盟を設立し、中国科学技術大学などの技術部門と協力し国科量子通信ネットワーク有限公司を設立した。革新チェーン、産業チェーン、資本チェーンの連動を実現。量子情報分野で戦略的新興産業を育成し、経済・社会の発展に奉仕することを目指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月14日
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