第7回中国衛星測位学術年次総会が、18−20日にかけて湖南省長沙市で開かれる。中国、米国、欧州などの国と地域の約2000人の衛星測位測位システム関係者、世界的に有名な専門家・学者が、衛星測位分野の最新の進展と発展の流れについて議論・交流する。人民網が伝えた。
中国の重要な宇宙情報インフラである北斗衛星測位システムは、交通輸送、漁業、水文観測、気象予報、土地の測量、災害救助・減災などに広く活用され、大きな社会・経済効果を生んでいる。北斗システムは現在、国際民間航空機関(ICAO)、国際海事機関(IMO)などの国際組織でも徐々に活用されるようになり、IMOによって世界3番目の衛星測位測位システムとして認められた。
北斗とクラウドコンピューティング、モノのインターネット、モバイルインターネット、ビッグデータなどの新技術との融合発展が進むにつれ、「北斗+」がキーワードになっている。これによって北斗衛星腕時計、スマートナビゲーション端末などの産業が生まれ、供給側の構造改革を推進し、スマートな活用を実現することになる。
ドローンによる宅配や自動運転などの情報技術の飛躍的な発展に伴い、科学者は「時間・位置サービス」がインターネットに続く技術革命を起こすと予想している。出席者は、北斗システムをさらに人工知能技術と結びつけ、スマート交通、スマート医療、スマート都市などの分野で、より重要な力を発揮させるべきだとした。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月19日