携帯電話内の画像、動画、音楽、各種ファイルは、0と1のみを使った二進法によって作られている。これらはストレージドライブの物理的空間を占める。しかし書き込まれたデータは、質量を持つのだろうか?スマホがこれによって重くなることはあるだろうか?北京日報が伝えた。
米カリフォルニア大学バークレー校のコンピュータ学者のJohn D. Kubiatowicz氏は、「保存されているデータには、実際には物理的重量がある。ただしほぼ気づくことができない程度の重量だ」と話した。
データが重量を持つのは、ストレージに使われているフラッシュメモリに情報を格納すると、電荷が増え質量が増えるからだ。
携帯電話が明らかに重くなったと感じるためには、どれほど多くのデータが必要なのだろうか?ウェーバーの法則によると、2つの物体間の質量差が5%に達すれば、人は感じることができるという。iPhone 6sは143グラムのため、データの重量が約7グラムに達しなければ、変化を感じることはない。
計算によると、世界のインターネット上の全ての情報の質量を100万倍に増やし、これをすべて保存することによって、iPhone 6sを5%重くすることができる。これは不可能なことだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月13日