物資供給が困難なため、一部のトイレを開放するコンビニエンスストアを除き、熊本市内の多くのレストランやコンビニエンスストアが営業停止となり、商品棚はほぼ空っぽ状態となっていた。福岡市内の百貨店では、防災用品の専門コーナーがエスカーレター横の目立つ位置に設けられ、計4つの棚に携帯式簡易トイレだけでも1棚が埋め尽くされていた。災害用飲料水袋や懐中電灯といった商品は売り切れとなり、災害時用防寒毛布は残り1枚となり、スタッフが絶えず補充していた。ヘルメットやレインコート、防災シューズなどが入った価格1万8000円の「防災セット」も人気となっていた。買い物に来ていた小柳さんは、「とても怖い地震だった。福岡でも大きな余震があり、防災用品は多いほどよいと感じた」と語った。災害時用圧縮ビスケットといった非常食も大量に売れていた。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月18日