米配車サービスのウーバーは15日、バージョンアップしたオンライン相乗りタクシーサービスの「人民優歩プラス」(優歩はウーバーの中国語表記)を安徽省合肥市と浙江省寧波市で開設したことを明らかにした。ウーバーが中国の二線都市・三線都市に力を入れ始めたことを物語る。「京華時報」が伝えた。
このたび人民優歩プラスが開設された合肥市では、一日あたり平均30%を超えるペースで利用者が増加しており、ウーバーの世界展開において最速ペースで発展する都市となっている。ウーバーの同市でのサービスは今年3月にスタートし、初日の走行距離は1万キロメートルを超えた。
ウーバーの浙江省杭州市での事業で運営マネージャーを務めたことのある聞一竜さんは、「以前は一線都市でなければ発展は見込めないと思っていたが、蓋を開けてみると、思い込みだったことがわかった。杭州市と(四川省)成都市でのサービスはウーバーの世界事業で1位と2位に達したこともある」と話す。
すでにサービスが行われている都市と新たに開拓した都市を合わせ、ウーバーは中国の50近い都市で事業を展開している。今年は100都市をカバーする予定で、中部・西部や東北地域の空白を埋めることも視野に入れている。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月15日