先日日本で閉幕したG7外相会合が声明で南中国海問題に言及したことについて、中国外交部(外務省)は直ちにウェブサイト上で強い不満を表明した。
中国外交部(外務省)の陸慷報道官は13日の定例記者会見で、外交部が12日に関係国の大使や外交官を招き、中国側の立場を厳粛に表明したことを明らかにした。
陸報道官は「世界経済の回復が力を欠く中、G7は本来世界経済ガバナンス・協力に焦点を合わせるべきであり、海洋問題を騒ぎ立て、地域の対立を引き起こすべきではない。中国側はG7のやり方に強い不満を表明するとともに、領有権争いで特定の立場を取らないとの約束を順守し、地域の国々の努力を十分に尊重し、あらゆる無責任な言動を止め、地域の平和と安定に真に建設的な役割を発揮するようG7構成国に促す」と表明した。
また、関係国は声明によって海洋問題と地域の緊張を誇張しようとしているとして、自己満足にふけらないよう忠告した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月14日