文化系番組が爆発的人気で、テレビ画面に新鮮な風をもたらしている。ここ2カ月、「中国詩詞大会」という番組が視聴率のダークホースとなっており、各大型バラエティ番組からトップを独占し、年がら年中芸能ニュースでいっぱいの微博(ウェイボー)のプラットフォームでさえもこの文化的な意味合いを持つ格調あるクイズ番組が話題になっている。
初回の「中国詩詞大会」誕生の経緯に触れると、およそ1年以上前に遡る。ディレクターの練小悦氏は、「2014年に番組はすでにプロジェクトとして立ち上がっており、前後1年余りを準備に当てた。主な準備期間は去年の6~7月だった」と話す。制作チームは番組のオリジナリティを保つため、何度もプランを修正した。また、「番組のスタイルを画策し、ルールを作りから番組がどのように映るのか、どのように着地させるのか、また開始時、勝利時、終了時の曲などの番組中のミュージックに至るまで全てオリジナルのものだ。情緒溢れる詩、画面の背景なども全てオリジナルのものだ」と続ける。番組を円滑に展開させるため、残業も日常茶飯事だが、「私達のチームの大半は『90後』(1990年代生まれ)だ。経験とエネルギーは比較的満ち足りている」と語る。