刺繍枕は清末から民国初年に繁栄し、現在に受け継がれている。色糸を通した刺繍針でデザインした図に沿って生地(シルク、布)に刺繍針で刺していくと、模様や文字が現れてくる。それを枕カバーに成型し、枕の両端に縁起の良い伝統紋様の刺繍があるため「枕頂繍」と称されている。この縁起のよい刺繍デザインは素晴らしい世界への憧れと希望を表現している。
呂さんは視力の問題で刺繍を続けることができなくなったが、代々受け継いできたこの伝統手工芸を次世代に伝承し続けて欲しいと願っている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年4月12日