「百聞は一見に如かず」、観光交流が両国関係促す上で最も重要
観光業は経済発展を促進できるだけでなく、異なる国や地域の人々の交流をも促す。この点について浅野氏も、「観光交流は日本人と中国人が相互に理解し合うために最も重要な分野である」と指摘、「百聞は一見に如かず」という中国の古い言葉でその重要性を説明し、「お互いの歴史や地理を肌で知り、相手の生活慣習を知り、日常の人びとの態度や感情、人柄を通じて相手の国を知るには観光交流が何より大切」と語った。
浅野氏はまた、両国関係を発展させるにあたり、「日中間で観光事業の振興を相互協力して促進すれば、両国国民の相互理解の深化に伴う友好関係が増進され、政治が無理な押し付け政策をするよりもはるかに友好親善の効果が上がる」とし、「尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題が先鋭化して以来、日本からの中国への観光旅行者が激減したまま。この事態を改善するには、日中両国政府の協調的努力なしには解決できない」と強調した。そして、「こうした意味合いからも、中国政府が計画している『第1回世界観光発展大会』は極めて有意義な試みになると思う」と語った。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月12日