父親に骨髄を提供する王沢源くん
大学受験は自分の将来と関わってくるが、手術は父親の命と関わる。高校3年生の王沢源君は、「大学受験は来年でも再来年でも挑戦できる。だが、僕の父親は、この世にたった一人しかいない」と話した。重慶晨報が伝えた。
昨年11月、重慶市万州区に住む王徳華さんは、急性骨髄性白血病(AML)と診断された。高校3年生の息子・王沢源君が大学受験を控えていることを考慮して、家族はずっと、王君に父親の病名を隠していた。だが最終的に、王君の骨髄だけが、父親のヒト白血球抗原(HLA)と適合していることが判明、父親の命を救うためには、王君の骨髄を移植する方法以外にないことが分かった。