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ドッキング目標機「天宮1号」、データサービスを終了

人民網日本語版 2016年03月22日10:43

中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室が発表した情報によると、軌道上を1630日間飛行中のドッキング目標機「天宮1号」は、3隻の有人宇宙船「神舟」とのドッキングおよび各種試験を実施したが、使用寿命を2年半超過したため、このほど機能が失効となりデータサービスを正式に停止した。地上からの追跡・観測によると、天宮1号は現在も、予定の軌道上を飛行している。人民日報が伝えた。

天宮1号はドッキング目標機で、設計上の使用寿命は2年。2011年9月29日に軌道上に打ち上げられ、神舟8号、9号、10号との複数回のドッキングに無事成功した。また計画に基づき一連の宇宙科学実験・応用試験を実施し、中国の有人宇宙飛行事業の発展に重大な貢献を成し遂げた。神舟10号が2013年6月に帰還すると、天宮1号は主要任務を完了した。使用寿命を超過し飛行する間、宇宙技術試験、リモートセンシング応用、宇宙環境探査を実施し、低軌道・長寿命有人宇宙船の設計・製造・管理・制御の関連技術を検証した。多くの価値あるデータ・情報と応用の成果を手にし、宇宙ステーションの建設・運営および有人宇宙飛行事業の成果の応用・普及に向け、重要な経験を蓄積した。

天宮1号の飛行軌道は今後数ヶ月に渡り徐々に低下し、最終的に大気圏に再突入し焼却処分される。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年3月22日

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