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天宮1号が老朽化 2015年までに2号・3号を打上げ

 中国有人宇宙プロジェクトの報道官、有人宇宙プロジェクト弁公室副主任の武平氏はこのほど、「ドッキング目標機・天宮1号の設計上の寿命は2年間で、現在すでに寿命の最終段階に入っている。宇宙飛行士の滞在、特に有酸素環境下で約1年間密閉されたことで、微生物の存在が船内環境に変化をもたらした可能性がある。天宮1号が寿命期間内に任務を完了できるようにするため、研究開発段階ですでに余裕ある設計と製品寿命の試験を考慮していた。約2年間の軌道上の監視、および科学的な管理により、天宮1号のすべての設備は正常に作動している。また微生物の抑制、有害気体の抑制についても措置を講じた」と表明した。北京青年報が伝えた。

 中国は天宮1号に対して、3つの措置を講じた。(1)宇宙ゴミのモニタリングと予警報。(2)天宮1号の防護・回避措置。(3)天宮1号の寿命最終段階に自ら軌道を離れ、指定された海域に落ちる。

  ◆天宮シリーズのその他のメンバー

 ・天宮2号:予備機を任務遂行用に改造


 天宮2号は天宮1号の予備機で、直径は3.5メートル、質量は約8.5トンに達する。神舟9号と天宮1号のドッキング後、天宮2号は予備機である必要がなくなり、任務を調整し適応性改造を行い、宇宙実験室の任務を遂行できるようにした。こうすることで、1隻の宇宙船を節約できる。

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