中国は世界の食糧安全保障に卓越した貢献を果たした
経済協力開発機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)はこのほど発表した報告「世界農業の展望2013-2020」で、世界の農業生産の伸びは減速すると予測した。また、今後10年間の中国の食糧生産量に特に注目した。
OECDのウェイン・ジョーンズ貿易農業局長は人民日報の取材に、中国に特に注目した理由について「中国は世界の人口の5分の1を占め、住民所得が急速に増加し、農業食品セクターも急速に拡大しており、世界の農業市場と将来の食糧安全保障に重大な影響力を持つ」と説明。また「中国は世界の食糧安全保障に卓越した貢献を果たした。土地と水資源の不足という制限がありながらも、中国の食糧生産量は1970年代末と比べてほぼ6倍に増加した。食糧生産量と住民所得の増加に伴い、中国の栄養不足人口は1990年の21%から12%にまで低下した」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月12日