2015年冬の晴れた日、外で氷遊びを楽しんでいる北京市民
北京市海淀区に住む老人・張海さんは、「今年の冬、北京の空気は本当によかった。青い空、白い雲が頻繁に見られた。昨年と比べて大気の質が明らかによくなったように感じる」と語った。人民日報が伝えた。
中国国務院の李克強総理は5日に行った政府活動報告で、「グリーンな生産・生活スタイルの形成を推進し、生態環境の改善を急ぐ」ことを第13次五カ年計画(2016−2020年)期間の重要な方向性とした。中国環境保護部(省)が発表した2015年全国大気質状況のデータも、張海さんの感覚を裏付けている。2015年、北京の大気質が基準をクリアした日数は186日、前年比14日増加した。PM2.5の年平均濃度は1立方メートルあたり80.6マイクログラムで、前年比6.2%低下した。
青空が増えたのは、中国の環境対策の効果の一つの側面でしかない。近年、中国の各級政府と社会各界は大気・水・土壌汚染対策を重点として汚染に「宣戦布告」し、生態環境保護が顕著な成果を上げている。