中国の最高測量能力、世界4位に

国家質量監督検験検疫総局は2月29日、衝撃加速度、容量、硬度、音響などの10の国家計量基準を発表し、正式に適用を開始した。科技日報が伝えた。

国家質量監督検験検疫総局計量司司長の謝軍氏によると、国家計量基準は国家の最高基準であり、一国の技術主権を守る重要な基礎だ。また国際協力と経済・貿易交流を促進する、世界共通の技術言語でもある。

中国計量科学研究院院長の方向氏は、「計量能力は国のその他の技術力を左右する。新たに発表された衝撃加速度国家計量基準は、ロケット搭載設備の耐衝撃測量の問題を解決し、ロケットから切り離される装置の安全性と信頼性を保証する。新しい容量国家基準の制定により、中国の液体正確測量の下限値を、従来の0.5ミリリットルから0.001ミリリットルに改善した。これは国内の微量液体計量の空白を補い、バイオ製薬、免疫検査などの定量液体の正確な制御の需要を満たした」と話した。

中国は現在まで、183の国家計量基準を制定している。また国家計量基準に基づく1266の国家最高測量能力が国際的に認められ、アジア1位、世界4位となっている。（編集YF）

「人民網日本語版」2016年3月3日