中国計量科学研究院・補外法アンテナ測量標準装置実験室が、22日に北京市で除幕式を行った。中国のアンテナパラメータの測定に統一的な基準が備わり、中国は米国、英国、ロシア、韓国に続く5番目の高精度アンテナ補外法測量システムを持つ国になった。科技日報が伝えた。
プロジェクト責任者、同研究院の高小珣研究員は取材に対して、「アンテナは現代社会において、携帯電話、パソコン、カーナビなどに利用されている。アンテナパラメータの精度は、これらのデバイスの性能に直接影響を及ぼす」と述べた。
補外法はアンテナの効果を測量する最も正確な方法であり、不確定性の平均値は0.04デシベル。アンテナ測量システム測量標準装置は、同研究院とイギリス国立物理学研究所による国際共同プロジェクトで、3年以上の時間が費やされた。
同装置は周波数250MHz—110GHzのアンテナの校正に用いることができる。高研究員は、「中国の関連する周波数のパラメータ源の問題を解消し、通信・ナビ・リモートセンシングなどのアンテナ計量の需要を満たし、情報産業のモデルチェンジ・アップグレードに技術的なサポートを提供した」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月24日