ベルギーの首都ブリュッセルに本部がある国際銀行間通信協会(SWIFT)が先月29日に公式サイトで発表した最新の報告書によると、人民元は東南アジア市場での決済における利用が持続的に増加したことから、1月には世界全体の決済に占める割合が上昇し、5番目の決済通貨の地位をますます固めたという。新華社が伝えた。
1月の世界の決済における人民元の割合は2.45%で、昨年12月の2.31%を上回った。同11月は2.28%だった。
同報告書によると、2013年1月以降、人民元はマレーシアで2番目に多く使用される通貨となっている。過去1年間のマレーシアと大陸部・香港地区との間の人民元建て決済は前年比68%増加し、3年の幅で考えると、増加率は214%に達するという。
人民元は14年11月にカナダドルとオーストラリアドルに代わり、米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円に続く世界5番目の決済通貨になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月2日