2016年1月5日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

人民元相場、対ドルは続落 他通貨に対する動きは安定

人民網日本語版 2016年01月05日13:30

中国外国為替取引センター(CFETS)は、2016年初取引日となった4日の対ドル人民元レート仲値は6.5032と、昨年末の前営業日比で96ベーシスポイント(bp)下落、下落幅は0.15%、6.50の大台を突破した。これにより、対ドル人民元レート仲値は5営業日続落、2011年5月24日来の最安値を更新した。証券日報が報じた。

中国人民大学重陽金融研究院の趙亜赟研究員は、人民元相場が最近続落している原因として、以下を列挙した。

1.米国の利上げ予測が続いていることで、資金の流出が加速していること。

2.中国の経済成長スピードが引き続き減速傾向にあり、まだ底を打っていないこと。

3.輸出に対する人民元レートの影響が過大評価されていること。

4.大口商品の価格が長期に及び低迷していることで、国内の在庫増加圧力がかなり高まり、人民元レートの高止まりによってもたらされた輸入面でのメリットがほぼ無くなったこと。

興業銀行兼華福証券チーフエコノミスト鲁政委氏は、「米ドルの相対的な上昇予測に直面し、人民元の下落局面はすでに固まってしまった。2016年の下落幅は、最大で15%まで拡大すると予想され、対ドル人民元レートは、今年末には7.3前後に達する可能性がある」と予測した。

趙亜贇研究員は、「ドル高が続くことから、対ドル人民元レートの下落は、もうしばらく続くと見られるが、そのうちにとても大きな波が到来するのではないか。個人的には、6.8前後まで下落すると予想している」との見方を示した。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング