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人民網日本語版>>経済

日本は再びプラザ合意の道を歩むな

人民網日本語版 2016年03月02日08:33

主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が上海市で開催される以前、「プラザ合意」を再び持ち出す声があり、日本が1985年のプラザ合意を受けて支払った大きな代償が改めて話題になった。「環球時報」が伝えた。(文:馮昭奎・中国社会科学院名誉学部委員)

プラザ合意がなされた当時の日本のバブル経済の誕生から崩壊までの過程において、日本政府が発展や改革を目指してうち出した政策には多くの誤りがあり、誤りはいずれも「米国要因」と密接な関わりがあったことを指摘しておかなければならない。日本政府は自国の利益と米国の利益をどのように調整するかで、戦略的な欠陥を抱えていた。

注目されるのは、プラザ合意から30数年が経っても、日本は今なお「米国のための政策」を「日本のための政策」より重んじる対米依存から抜け出せていないことだ。たとえば、安倍政権は米国のアジア・太平洋戦略に合わせるため、全国の農家や地方自治体の反対を押し切って「TPP(環太平洋経済連携協定)は日本のGDP(国内総生産)を14兆円押し上げ、農業の生産減少額は1300億~2100億円」との不確かな評価を下し、TPPを積極的に評価し歓迎する態度を示した。4年前には自由民主党の議員の多くが「TPPへの参加に断固反対する」と叫び、「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」と書かれた党のポスターをあちこちに張っていたことを忘れている。安倍政権がTPPに積極的なのは、これが米国の「アジア・太平洋への回帰」をうたったリバランス戦略の中で中心的な位置を占めることに配慮するからだ。

安倍政権は目下、TPP交渉で日本の利益を惜しまず犠牲にする一方で、中国が提起したアジアインフラ投資銀行(AIIB)については米国に追従して「意図的に回避する」政策を採り、西側諸国の中で「孤立状態」にある。さらに安倍政権は国民の強い反対を押し切って「米軍協力法」といわれる「安全保障関連法」を制定し、まもなく施行しようとしている。ここから第二次世界大戦以降の「米国が日本にするよう要求することであれば、日本は何でも受け入れ、歓迎し、支持する」という政治的ムードが脈々と受け継がれていることがわかる。日本が「プラザ合意」を受けて米国の利益のために払った大きな犠牲を振り返ると、日本にはこう勧告せざるを得ない。「日本は再びプラザ合意の道を歩むな。政府の政策がつまるところ『日本のための政策』なのか『米国のための政策』なのか、国民を悩ませるようなことをしてはならない」。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年3月2日

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空又 覚造   2016-04-1160.49.72.*
3月29日,安倍政権は国民の強い反対を押し切って「米軍協力法」といわれる「安全保障関連法」を発効させてしまいました。 しかし参議院選挙が今年の7月までに行われるので,選挙に負けないために,日本軍=自衛隊を海外に出そうとしていません。裏を返せば,7月過ぎは,世界中何処でも,米軍がいるところに日本軍を派兵する予定です。例えばシリア,アフガニスタン。 昔,旧日本軍が,大東亜共栄圏建設のため,貴国をはじめ東アジア諸国に侵攻し,多くの迷惑と被害をあたえたことを忘れた如く,今や自衛隊は憲法を逸脱する殺人集団となってしまいました。日本人として恥ずかしい限りです。悲しいかな,ご忠告を受け入れざるを得ません:日本は再びプラザ合意の道を歩むな。政府の政策がつまるところ『日本のための政策』なのか『米国のための政策』なのか、国民を悩ませるようなことをしてはならない」。

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