組織・人事のマネージメントコンサルティング会社のマーサーコンサルティングは世界の都市のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)ランキングを発表した。オーストリアの首都ウィーンが再び首位に立ち、イラクの首都バグダットがまたしても最下位、また中国大陸部においては上海が101位、北京が118位にランクされた。参考消息網が伝えた。
台湾地区の「中央通信社」は2月23日付の報道によると、マーサー社は全世界230都市において、多国籍企業と企業派遣スタッフが海外に赴いた際に支給される給料と各種手当を参考に調査した。評価基準は、政治的安定性、保健医療、教育、犯罪率、エンターテイメント、交通の利便性などいくつかの項目が含まれている。
人口170万人のウィーンにはカフェ、ギャラリー、劇場がたくさんある。ウィーンのクラシックな芸術的建築物はかつて一時期栄華を誇っていたオーストリア帝国のハプスブルグ王朝の宮殿であり、ウィーンの家賃と大衆的な交通システムの運賃は他の西側諸国の都市より安い。
ウィーンはすでの7年連続1位を獲得しており、2位から5位までにランキングされたのはスイスのチューリッヒ、ニュージーランドのオークランド、ドイツのミュンヘン、カナダのバンクーバーだった。
アジアの都市ではシンガポールが26位と最も上位にランクされ、東京は44位、香港は70位、台北と台中がそれぞれ84位と100位だった。大陸部では上海が101位、北京が118位にランキングされている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月26日