申年の到来が近づくにつれ、2016年中央テレビの春晩(春節を祝う中国の国民的年越し番組)の放映もいよいよ近づいてきた。1983年の初放映以来、中央テレビの春晩はもう30年余り中国の視聴者と共に歩んできており、中国人の新たな年中行事になった。2016年の春晩は皆にどんなサプライズをもたらしてくれるのだろうか。このほど、総監督の呂逸涛氏にインタビューを行なった。
呂氏は「今年の見どころは国民全体で大いに盛り上がるために4つの会場を特設したことだ。地理や文化的ルーツから鑑み、泉州(福建省)、西安(陝西省)、広州(広東省)、フルンボイル(内蒙古自治区)の4都市を選択した。泉州は閩南文化、西安は大唐文化、広州は嶺南文化、フルンボイルは北方少数民族の文化をそれぞれ代表している。このほか、泉州は海のシルクロードの出発点であり、西安は陸のシルクロードの出発点であることから、「一帯一路(1ベルト、1ロード)」の理念を貫いている。