間もなく春節(旧正月、今年は2月8日)を迎える。申年の猿と言えば、中国の古典伝奇小説「西遊記」に出てくる豪放快活な孫悟空がいないと始まらず、孫悟空は「猿」に託された文化的意義を存分に発揮している。中国新聞網が伝えた。
中国文化から深い影響を受けた日本も古来より「山の神」を信仰しており、いつも猿を山の神の化身や使者として拝礼している。日本語の猿と去るの発音が同じということから、日本人は猿が不吉なことを取り去る力を持つと信じている。のちに、山の神の信仰と庚申信仰が部分的に融合し、日本の寺院の庚申堂には随所に猿の姿を垣間見ることができる。