2016年の春節(旧正月、今年は2月8日)を迎えるにあたり、このほど元駐中国日本大使、日中関係学会会長、日中友好会館副会長である宮本雄二氏が人民網を通じて中国のネットユーザーに新年の挨拶をした。
宮本氏は挨拶の中で「今年の日中関係がより一層健全に発展していくことを心から願う。それは日本、中国、世界いずれもが歓迎することだ。日本も中国も世界にとって重要な国であり、同じアジアの国としてアジアと世界の平和発展に有利な条件を作り出すため、それぞれが両国間の関係を発展させていく責任がある」と中日関係の重要性について言及するとともに、「相互理解し、互いの国を客観的に認識することで、きっと友好的に交流し、共に発展できる。そのために、より多くの中国人の訪日を歓迎し、また日本人、特に若者たちにも訪中してもらいたい。中国人も日本人もより素晴らしい家庭を築き、より意義のある未来に憧れるという共通した願いを持っている。人生は全ての人にとって非常に重要で、中国人も日本人も幸福で楽しい人生を送りたいという、その思いが日中関係、国民と社会の発展の出発点になる。その点に思いを馳せ、平和的な対話を行えば両国間の様々な問題も緩和させることができ、その関係もまた素晴らしい将来を迎えることができる」と中日間の民間交流の重要性について語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月5日