左図は高分4号が1月21日に撮影した煙霧発生中の北京の画像、右図は25日に撮影した北京のマルチスペクトル画像
国家国防科技工業局は3日午前、地球観測衛星「高分4号」が撮影した第1陣の画像を公開した。これらの画像は明瞭で、豊富な情報を含む。解像度50メートルのフルカラー、解像度50メートルのマルチスペクトル、解像度400メートルの中波赤外線の3種類に分かれ、観測幅は400キロ以上。人民網が伝えた。
画像の質、地形の種類、注目度などの要素を総合的に検討した上で、今回は北京、新疆の火焔山、チベットの納木錯、甘粛の敦煌、チョモランマ、黄河デルタ、珠江デルタ、湖北の丹江口、黄河の小浪底、オーストラリアなどの衛星画像を公開した。異なる地形的特徴と生態環境の観測、森林災害観測などの状況を反映した。これには特に、北京の煙霧発生の前後の比較画像が含まれる。
同衛星は2015年12月29日に打ち上げられ、軌道上の試験段階に入った。打ち上げ成功から現在まで、主に衛星の姿勢安定、状態構築などのプラットフォーム・システムの試験を実施し、地球へのデータ伝送試験、カメラのイメージング機能の試験、画像データの調整などの作業を行った。衛星の運行状況は良好で、撮影効果も安定している。同衛星は1月31日まで8.3TBのデータを取得・処理し、高品質画像を4637枚撮影している(面積にして2620万平方キロメートル)。そのうち国内が851万5000平方キロメートル、国外が1768万5000平方キロメートル。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月4日