中国航天科工集団公司第二研究院第203研究所が20日発表した情報によると、同研究所と中国科学院宇宙センターはこのほど協定に調印し、海色観測衛星「海洋2号B/C」にそれぞれ2台のルビジウムクロックを提供することで、周波数の高い安定性とより良いドリフト補正指標を提供することになった。科技日報が伝えた。
軌道上で運航中の海洋2号は水晶振動子を周波数源としている。水晶振動子は安定性が低く、ドリフトの補正幅が広いため、長期的な運航においてやや高い周波数の正確性を維持できず、定期的に周波数を調整する必要がある。海洋2号B/Cは、初めてルビジウムクロックを周波数の基準とする。ルビジウムクロックは、衛星の使用寿命内に一度も調整する必要がない。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月22日